保護者と考える「ディスレクシアのこどもの学ぶ権利」

6月20日(日)保護者勉強会@青少年会館

保護者と考える「ディスレクシアのこどもの学ぶ権利」

~若者たちの声を聴き一緒に考えましょう!~

久しぶりに行えた勉強会で、総勢9人の素敵な若者たちが、思いを語ってくれました。
学校の先生に呼んで頂いて行っている研修内容をベースに、発達性ディスレクシアの基礎的な知識を沖村が解説し、彼らが実体験を語ると言う形式で、勉強会は進みました。
読み書きの苦手さの現れ方は1人1人違うということ、学校やバイトでのエピソードなどが語られました。

ディスレクシアだと分かる前の、「親にされてイヤだった対応」では、ドキッとした保護者も多かったのではないでしょうか?
「好きなことをしていると、そんなことをしている時間があるなら勉強しなさい と言われてつらかった」「親がインターネットで情報を集め、いろんな練習をさせられて、できないと怒られて・・・嫌だった」「自分のことを、学校の先生と親で勝手に決められるのが嫌だった。勝手に決めないで欲しい」などなど、小学校の時には言えなかった苦しい思いを、今、同じように苦しんでいるかもしれないこどもたちのために語ってくれました。

質問タイムにはたくさんの質問が出ました。
進路のこと、将来のこと、日々の工夫、宿題のこと、友だち関係のこと、たくさんの質問に、それぞれの若者が、実にその子らしい返答をしていて、誇らしく思いました。
参加された保護者は、一様に、「彼らの生の声を聴けて本当によかった。」とおっしゃい、「わが子の気持ちを代弁してくれている気がした。」「あんなに素敵な若者に育ってくれたら・・・と希望を持てた」などと話されていました。

次回も楽しみです。(沖村)