NPO法人設立趣旨書

1.趣旨

発達障害に対する社会的な認知や理解は、まだまだ決して十分なものではなく、周囲の不 適切な認識や対応によって大変な思いをしているお子さんとその親御さんがたくさんいらっ しゃるのが現実です。
発達障害を有する児童は、全児童人口の5パーセント超と推定されており、発達障害の周辺 にあって障害認定はされないが、生きづらさを抱える子どもたちを含めるとその数はとても 多いにも拘わらず、その認知度や理解度の低さから学校生活などの集団生活の中では不適切 な対応をされることが多く、その中で自信を失い自尊心が低下していき、思春期以降に様々な心理的な問題を2次的に引き起こしてしまっていることも稀ではありません。

発達障害およびその周辺にあって、障害認定をされないまでも発達上の偏りから生きづら さを抱える子どもたちとその親御さんたちが安心して生活していくためには、周囲の正しい 理解と支援が不可欠であり、子どもに関わる現場の人たちはもちろん、子どもが成長したと きに参加する地域社会全体が正しい知識を持たねばならないことは言うまでもありません。

私たちはこのような現状のもとで、平成12年より茅ヶ崎市において発達障害への理解と より深い認識を有してもらうための勉強会や相談会の開催、専門家のネットワーク作りなど を通して、発達障害をもつ子どもたちとそのご家族を支援する活動を行ってまいりました。

このような活動を行っていくなかで、発達障害に関する理解をより深めていくためには、 医療機関や専門機関はもちろんのこと、現場の教育関係者や発達障害をもつ子どもを抱える 親御さん同士の連携が必要不可欠であり、地域の人々が、皆で発達に偏りを持つ人たちを支 えていくきめ細やかな仕組みを作り上げることがとても大切であると思うに至りました。

そこでこの法人は、広く一般の市民を対象として、発達障害およびその周辺にあって障害 認定はされないながら「生きづらさ」を抱えている子どもたちや成長した後の彼らの自尊心 を守るため、また彼らとその家族が安心して生活できる社会を実現するために、発達障害に 対する正しい理解の啓発に関する事業や、発達障害をもつお子さん、当事者に対するグルー プ活動と親御さんによるグループ活動を中心とした発達支援に関する事業及び子どもの読み 書きとコミュニケーション能力の育成を目的とした個別言語訓練の支援に関する事業を行う ことによって、保健、医療又は福祉の増進を図るとともに社会教育及び子どもの健全育成を 図り、広く公益に寄与することを目的とし社会に貢献していきたいと考えております。

このような活動を行うにあたって、公正かつ透明性の高い運営を行い、社会的な信用を得 て幅広く活動をしていく上で法人化は急務であると考えております。 そして、積極的に情報公開をしていくことで社会的信用も高めていける特定非営利活動法人 は私たちの活動主体として最適だと思い、特定非営利活動法人として設立することに致しま した。

皆様のご理解と幅広いご支援を賜りますようお願いいたします。

2、申請に至るまでの経緯

平成12年8月 地域の病院で働く言語聴覚士を中心に勉強会を発足
平成19年8月 発達障害児に関する個別相談、個別支援を開始
平成20年10月 任意団体 バオバブの樹 設立
平成21年7月 特定非営利活動法人に向けての研究会開催
平成21年8月 特定非営利活動法人設立準備会開催

平成21年9月27日
法人の名称 特定非営利活動法人 発達サポートネット バオバブの樹